2009年12月26日土曜日

Sacred Monsters ~聖なる怪物たち~


もう先週末のことになりますが、上野の文化会館で行われたアクラム・カーンとシルヴィ・ギエムのデュエット作品、Sacred Monsters (聖なる怪物たち)を観に行ってきました。

アクラムはインドのカタック舞踊とコンテンポラリーダンスを組み合わせてロンドンで大ブレークした振付家です。彼のムーヴメントのクオリティーはとにかくすごい!!まったくブレのない、力強い動き。伝統芸能で身につけた確かなテクニックを、コンテンポラリーダンスのフィールドで巧みに使いこなします。
クラシックバレエ会の女王であるシルヴィの身体は息を呑むほど美しかった。すらりと長身で、何をしても一切重さを感じさせない。空気のようなダンサーです。

でもこの二人が一緒に踊るなんて想像も出来ませんでした。
背の低い、がっちりタイプのアクラムと、彼より全然背の高いスラーっとながーいシルヴィ。アクラムと踊ったら壊れてしまいそう。。。と思っていたのですが。

しかしこの二人の身体がぴったりなのです。ぴったりという言葉では言い表せないくらい。
ちょっとこの映像を見てみてください ↓


特に二人が手をつないで踊る場面、まるでダンスが「呼吸」のように「必要なもの」に見えます。
私はダンスを創る際に、「必然性のある動き」についてこだわりたいと思っています。
スポーツ選手の動きは美しい。それは無駄がないからです。嘘がない。すべての動きが彼らにとって必要で、だから美しい。ダンスもそうあればいいのに、と思うのです。
もちろんダンスの動き自体そもそも私達の生活の中で、「必要」なものではないわけですが、あたかも「必要」そうに見せることができないか、という意味です。そういうイルージョンを創造することこそが、ダンスの作品を創る目的だと私は考えています。

そういう観点からして、この作品の様々な動きは「必要」でした。この二人のダンサーにとって、動きは呼吸のように必要不可欠に見えました。そういう作品は、構成などが観ていて気にならなくなってしまいます。空間の使い方や、それぞれのシーンの長さなどの重要性は消えてしまい、ダンサーの身体をただただ目で追っていたくなります。そういう作品に出会えることは本当にごく稀ですが。
ダンス全般にどうしてもテクニックが重視される傾向があるなか、この二人のテクニックは単なる道具でしかないようでした。その道具を「どう使うか」が大事で、何をやるか、はむしろどうでもいいのでしょう。そこからやっと、ダンスは芸術に変わっていくのだと確信しました。

これからもそういう本物のダンスが観たいな、と久しぶりに笑顔いっぱいで劇場をあとにしました。

音楽はすべてライブ。ライブの演奏を使ったダンス作品は、個人的に気が散ってしまうのであまり好まないのですが、この作品では、それこそダンサーたちの動きが本当にナチュラルだったせいだと思いますが、すごくしっくりきていました。これはあくまで私の見方ですが、作りあげられた、非常に不自然なダンス、いかにも「頑張ってこの動きをやってます」というのが見えてしまうダンサーと、今、そこで音を出しているナチュラルなアプローチのライブミュージックは多くの場合合わないと思うのです。

あとはステージデザインが大変印象的でした。
ビデオにもちょっと写っていますが、白い雪山のような、雲のようなデザインです。
照明がついて、最初に目に飛び込んできたのがステージデザインでしたが、全体を立体的にする効果を持ったすばらしいデザインに興奮してしまいました!
ああ見えて、くるくると小さく折りたたんで持ち歩けるそうです。びっくりします。
カタックも含めて伝統的な舞踊や、クラシックバレエなどは、観客のほうに身体を常に向けて踊るため、どうしても空間の使い方が平たくなってしまいがちで、アクラムの作品も2Dな印象が強いのですが、このステージデザインが全体の空間をしっかり立体的なものに創り上げていたように思います。
デザイナーの方は、Harui Shizukaさんという日本人の方です。公演のあとに少しだけお話しましたが、あのダイナミックなデザインからは想像できないような、非常にフレンドリーで、美人なやさしそうな方でした。伝統舞踊のカタックにデザインするのは、日本の歌舞伎にデザインするようなものだから難しかった、とおっしゃっていました。彼女のWEBサイトはこちらです↓


すっかり長いブログになってしまいましたが、いいダンスを観ました。
動きももちろんのこと、ステージデザイン、音楽、照明、すべてがトータルで創られている作品になかなか出会えないのが現実です。そんな中久しぶりに「ダンス作品」を観させてもらった気がしました。

もしこのブログを読んだ方の中にもこの作品を観たことがある方がいたら、是非感想を書き込んでください!他の方がどう思われたかも知りたいです☆

さやでした。

2009年12月25日金曜日

メリクリ in the 銀


今日はクリスマス!


日本ではクリスマスはカップルの日みたいになっていますよね、、、。普通に仕事もある平日ですし、、、。でもクリスマスは家族で過ごす日です。

イギリスの友達もみんな実家に帰ってクリスマスを家族で過ごします。ロンドンに住んでいた頃は、フランスにある友達の実家に一緒に帰って、日本とは違ったのんびりした「家族の時間」を過ごしたものです。朝起きると、まずシャンパンをオレンジジュースで割ったものを朝ご飯と一緒に飲みます。そして寒くて凍った葡萄ばたけの中をゆっくり時間をかけて犬の散歩。そのあとは一日暖炉の側で食べ続け、ゲームをして朝から晩まで家族ですごします。とってもいい思い出です。。。


今日は、珍しく家族4人OFFだったため、久しぶりに家族揃って銀座に行ってきました!!家族で外食はよくするのですが、4人で電車に乗って昼間からでかけるのは本当にひさしぶり。まずは新宿でランチ。そして1月1日に誕生日のおばあちゃんのためにプレゼントを買いました。私もどさくさに紛れて両親からクリスマスプレゼントを買ってもらっちゃいました!!えへへ。

そのあと銀座へ移動。銀座はさすがに混んでいましたが高級ブランドショップのイルミネーションはやっぱりきれいでした。夕食は、両親が若い頃デートでよく行き、私たちも子供の頃から銀座に行くと必ず行く焼鳥屋さん(笑)全くクリスマスディナーらしい食事ではないのですが、ひさしぶりに家族4人で過ごせてとっても幸せでした!


みなみ

ガールズランチ♪


先日、以前ブログで紹介したカナダ人のECOガールKellyと、大阪ガールなおえちゃんと代官山でガールズランチをしました!


寒いけどお天気のいい代官山はガールズランチぴったりの場所です。お外でひざかけをかけて、笠型のヒーターの下でコーヒーを飲みながらガールズトーク3時間 :)  

Kellyとなおえちゃんは、私が去年日本に帰ってきて割とすぐの頃知り合ったお姉さんたちで、彼女たちにたくさん助けられました。7年もロンドンに住んでいたので、東京の生活に慣れるまでにすごく苦労するのを覚悟していたのですが、二人とその仲間たちに出会いすぐに受け入れてもらい、いつの間にか東京にも馴染んでいました。


Kellyは旦那さんの仕事で来週からスイスのチューリッヒに引っ越してしまいます、、、。だから今日で会えるのは最後。。さみしい、、、。かと思ったら、びっくりうれしいことにまた4月の始めには日本に戻って来るらしいです!!!!なので、今日はお別れ寂しかったけど、また一緒にお花見をする約束をしました!


みなみ

2009年12月21日月曜日

Life goes on...


昨日は、11月末に亡くなった祖父の長年働いていた大学で学園葬をあげていただきました。改めて祖父の教育者としての歴史や、影響力を目の当たりしました。姉も私も、芸術そして教育に関わる者として、そして祖父の血を受け継ぐ者として、責任を感じ、これから残された私たちにできることや、やるべきことの大切さを感じました。
大好きだったおじいちゃんであると同時に、小さい頃から私と姉をパフォーマーとして、クリエーターとして育ててくれたのが祖父でした。亡くなるちょうど10日前の私の誕生日に、祖父に「みなみには立派なクリエーターになってほしい。」と言ってもらいました。祖父をなくしたことは今まで生きてきた中で経験したことのない悲しみですが、これをきっかけに姉と力を合わせてがんばっていくので、みなさま、応援どうぞよろしくお願いします!


学園葬のあと、10日前に出産した従姉妹とその息子の雄介くんに会ってきました!新しい家族を迎えることができみんな大喜びです!!雄介くんはとってもちっちゃい!!!!小さいのに、一生懸命お母さんのおっぱいを飲んでいました。(私がいた40分くらいのみっぱなし、、、!)大きな存在だった祖父がいなくなってさみしい家族に、新しいメンバーをこの世に産んでくれた従姉妹夫婦に感謝です。
みなみ

2009年12月14日月曜日

webの準備。。。

来年一月の終わりまでにsynapseのWebを立ち上げることになりました。

synapseの活動はダンスだけではなく、ヨガ、ベビーマッサージも含めて「身体」に焦点をあてています。

そのため、「synapse body」という名前で新しくビジネスを展開していくことになりました。

「身体」を様々な角度から見つめて、舞台の上でも、普段の生活の中でも表現方法を見つけていく、というのが大きなコンセプトです。


synapseの今までの活動も見られるように、ビデオや写真も沢山載せていきたい。。。
ということで、今日は今までのアーカイブの整理です。
んー、これは時間がかかりそうです。

より多くの方々にsynapse body の活動を知ってもらうために、頑張って準備していきたいと思います。


さやでした。

2009年12月12日土曜日

新しい命


今朝、元住吉のヨガスタジオ、姿工房に向かっているときのことです。
駅からスタジオまでずーっと桜並木が続くのですが、もうだいぶつぼみがついていました。
今まで桜の木をこんなに間近に見ることがなかったので、今更気づいただけの事かもしれませんが、12月だと言うのにもうつぼみを付けている事にちょっと驚いてしまいました。

もう新しい花が咲くための準備が始まってるんだな。。。

祖父が亡くなる1ヶ月前くらいに、私のいとこの赤ちゃんがもうすぐ産まれる話をしていると、

「役目の終わった者は死んで、また新しい命が産まれる。この世はよくできている。」

と言いました。その時は祖父にまだ死んでほしくない気持ちで頭が一杯だったので、とても複雑な気持ちでその言葉を聞いていたのですが。

そのいとこの赤ちゃんが無事昨日産まれました。
祖父が亡くなってから2週間。役目が終わった者が去って、新しい命がまたこの世に誕生しました。産まれてまだ24時間さえたっていない赤ん坊を抱きながら、祖父が生きてきた歴史と、この子を待ち受けるこれから始まる人生のことを考えました。

身体と魂、朽ちていく命と新しい命、この世の仕組み、などなど。

さやでした。




2009年12月11日金曜日

新作、創り始めています♪


今週から新作の稽古を始めました。デュエット作品にします。みなみと、3月のfractured landscapes~壊れた景色~に出演してくれた松本大樹さんの2人に踊ってもらいます。あーでもない、こーでもないと言いながら、また3人で創れる喜びを分かち合っています。

二週間前に私が世界一尊敬していた祖父が亡くなりました。祖父としても大好きな人でしたが、小さな頃から私やみなみや大樹を育ててくれた偉大な先生でもありました。彼がいなかれば、ダンスやその他の舞台芸術に関わることはなかったでしょう。彼無しに私たち姉妹の人生を語る事はできません。
そんな祖父が亡くなっていくプロセスを最後まで近くで見ました。本当に最後の最後の瞬間まで。その中で、この数ヶ月、「身体と魂」の関係についていろんな事を考えました。祖父の魂は身体を行ったり来たり。身体と魂のパワーゲームを目撃したような気がします。

今回の作品は、男女関係に見えてもいい、身体と魂の戦いに見えてもいい、人間の何かに対する執着心に見えてもいい。

この作品の発表は2月になります。詳細はまだ未定です。創作過程の様子と共におってお知らせします。

さやでした。

筋肉痛はダンサーの喜び・・・

だと思いませんか?ダンサーのみなさん。(笑)ヨギーもそうかもしれませんね。

どうして突然そんなちょっと怪しげなことをいうのかと言いますと、半年以上行きたい行きたいと思っていたLudensのダンスのクラスに、やっと昨夜行くことができました!
講師は岩淵多喜子さん。私の尊敬するコリオグラファーそして、ダンサーです。最近クラスを教える方が多かったため、自分の身体と向き合って思いきり身体を動かすのは本当に幸せでした!踊るってなんて面白いんでしょうと改めて思ってしまうようなクラスでした。多喜子さんのクラスに興味のある方は、こちらからどうぞ →→ http://ludens.at.infoseek.co.jp/ludens.html
まだまだ先は長いと痛感したとともに、これからの長いダンス人生、もっと身体のことを勉強して、知識としても、感覚としても身体のことをもっと知りたいとおもいました。

また時間を合わせて、ぜひ行きたいですね。筋肉痛が治ったら、、、。
みなみ

2009年12月8日火曜日

magnifeco!


ご無沙汰していてすみません。みなみです。




本格的に寒くなってきましたね。



先日、友達のKellyと渋谷でランチをしました!彼女とは去年の今頃友達を通じて知り合って以来、一緒に旅行に行ったりごはんを食べたり仲良くしてもらってます。彼女は、エコファッションのリサーチャーで、magnifecoというサイト持っています。"magnifeco"という言葉は、Kellyが考え出した言葉で、二つの英単語からできています。一つ目は、"magnificent"。つまり、「素晴らしい」とか、「立派な」などの意味を持つ形容詞。もう一つは、"eco"、つまり、エコロジー、環境保護、自然にやさしいという意味。この二つをくっつけて、"magnifeco"、まぁ、「すんばらしくエコ!」ってところでしょうか?

そこでは、オーガニックコットンやフェアトレード、ヴィーガンのものなど、環境にやさしくてしかもファッショナブルな商品を紹介しています。Kellyはあくまでも商品を紹介する役で、このページでは商品は売っていません。しかも、宣伝費などもなしで無償でやっています。これも、ある意味eco。じゃあ、気になる商品があったらどこで買えるのかというと、載っている商品は、全てオンラインで買えるもので、気になる商品、欲しいものが見つかったら、"click-to-buy"つまり、商品をクリックするとそのオンラインショップのサイトにリンクでとべるようになっています!メンズもレディースもどちらも扱っているので、「ファッショナブルでしかもエコ」な、まさに今の時代の最先端ファッションを取り入れたい方は、ぜひぜひ、一度彼女のサイトに遊びに行ってみてください♪↓↓↓



今年のクリスマスプレゼントは、エコをテーマに…なんていかがですか?





みなみ